OSS利用はオープンにする?クローズにする?
今時の企業で、OSS(Open Source Software)を使用していない企業はほぼないと思います。特に、ベンチャー企業ではそうでしょう。
私の勤めている会社でも、コア技術としてOSSを利用していますが、その中でちょっときになる会話が社内でありました。
「あんまりXXXという会話が出ていると不安」 「お客さんには、XXXを使用しているとは言わない」 「XXX関連のファイルやディレクトリは、AAAに統一する(もしお客さんが見ても分からないように)」
以上は経営層からの発言です。要は、何のOSSを使用しているかを知られたくない、ということでしょう。
エンジニアからすると、これらの指示に従うのははっきり言ってめんどくさいです。
なんとなく、
「弊社独自の技術を使用して、最適化を計っています。」 「弊社開発のアルゴリズムを採用しています」
とか、かっこいいことを営業的に言いたいのはわかるんですが、盛りすぎな気がします。ライセンスの観点から問題がなければ、問題ないのでしょうが。ある種、「うちはこの技術を使っています!」という方が、好感が持てますね。
社会人になる前は、独自技術とアピールされると、「どんなすごい独自技術を使っているんだろう?すごいなぁ」と思っていましたが、ちょっと経つとそんな感動はどこかへ失せました。
使用言語を見れば、だいたい何のOSSを使っているか見当つきますね。
一番かっこいいのは、自社で開発していて、それを使用していることでしょうか。まぁ、OSSを使いこなすだけでもすばらしいですね。
でも、もし自分が経営側だったら、同じことを指示するのかなぁ。どこで線を引くかの問題かな。